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初診のあとの体調は、 当日は口の中が変な味がして気持ち悪かったくらいだったけど・・・ 翌日から3日間、もうびっくりするくらい身体が重くてしょうがなかった。 「できるだけ歩く」ことを実践するために家の近くの公園や図書館まで頑張って歩くんだけど、「70歳くらいになったらこれくらい動けなくなるんだろうか」と想像するくらい手足が重くてだるくて全然前に進まなくて。 これもめんげんなんだろうと思って頑張って1時間くらい毎日歩いた。 4日目、やっと手足が動くようになったその日に2回目の診療。 自転車だと10分くらいの場所だけど今後はできるだけ歩いて通うことにする。徒歩で片道30分。 この3日間の身体の重さを話すと、 「3日かかったかぁ。長かったねぇ、そうかそうか、よく頑張ったね。今まで滞っていたものを動かし始めたんだからね。」と。 そしてそれでも毎日歩いていることを「あら素直だねー。いいねー。」と褒めてくれた。 先生は些細な事も大きく優しく褒めてくれる。患者さんとの対話の仕方もうまいなあと思う。 「前回の脈でね、ちょっと焦ってる感じがあったんだよね。私はあなたのこと病人だとは思ってないですよ。でもバランスは崩してる。もうひとつ超えたいんだよね。焦っても時間は変わらないから焦らずに超えましょう。」そんな言葉が心に残った。 鍼灸の治療が終わると先生はおもむろにこんな話をしてきた。 「今ね、心に問題があって通っている方が他に2人いるんだけど、毎日同じ時間に1箇所だけお灸しに通ってもらってるんです。無料でね。あなたも仲間に入らない?もちろん無理強いはしません。もしよかったらね。」 最初はよく分からなかった。 じっくり頭の中で反芻してやっと理解した。 この先生の治療家としての真の熱心さだ。 きっと目的は毎日のお灸というよりは、同じ時間にここまで歩いて通わせる事にあるんだ。ひとりではくじけてしまうからその手助けをしようとしてるんだ。 びっくりした。 こんな治療家は初めてだ。 「もちろん動けない日もあるだろうし天気が悪い日もあるから、そんな時は休んでね。連絡もしなくていいから。」こんなフォローもちゃんとしてくれる。 ちゃんとした治療は週1、そしてそれ以外も、休診の日以外は毎朝9時に通うことになった。
by kana_reborn
| 2011-06-30 19:43
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